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映画に登場する開運神社

大ヒットアニメ「君の名は」☘アカデミー賞受賞の可能性はどの程度?



記録的な大ヒットとなっている「君の名は。」がアカデミー賞(オスカー賞)の長編アニメーション部門で候補に上がりました。 この報道に「当然でしょ!」と思う人の方が多いと思います。

ですが、油断はできません。今回は史上最多の27作品が応募しており、ノミネート作品5つに絞ります。(現地時間 1月24日)

最大のライバルは?と見なされるのがディズニーの「モアナと伝説の海」「ズートピア」「ファインディング・ドリー」とフランスの「レッド・タートル」そして米国ライカのJapan風「Kubo and The Two Strings」など強敵ぞろいです。

中でも、「ズートピア」が高い前評判となっています。動物の楽園で警察官になりたい小さな女の子のリスが、現実社会と同じく強い偏見と闘っていくコミカル・シニカルの話題が満載のアニメで、アメリカの老若男女が好むサクセスストーリーです。

さて、このアカデミー賞の賞金ですが、受賞するといくら貰えるのか興味がありますね。

実は賞金は「ゼロ」だそうです。しかしながら紅白歌合戦出場どころではない「箔」がついて、その後は文字通り「人生のレッドカーペット」を歩むがごとく、輝く未来が待っているのです。

例えば主演男優賞の受賞者なら、たちどころにビリオネア(億万長者)の仲間入りとなります。ノミネートされただけでもギャラは跳ね上がるといわれています。まさにアメリカンドリーム🍀そのものと言えるでしょう。

新海誠監督の最高傑作アニメ、強敵ぞろいの今回、受賞確率は期待を込めて95%といきたいですが、正直5%というところでしょうか。是非「千と千尋の神隠し」以来の快挙、期待したいですね。

今年のアカデミー賞開催は2017年2月26日(日)です。

なお、「君の名は」の過去記事を見たい場合はこちらをクリック 【1】宮水神社はどこ?【2】組紐と口噛み酒【3】気になるその後を占う

「君の名は」🍀記憶が消えた二人の再会💛気になるその後を占う

「君の名は」のラストシーン 出会った二人はその後どうなったでしょうか? スピリチュアルにタロットを使って占ってみましょう。

まず、ラストシーンのあらすじ
>美しい彗星が割れて、一片が落下して町を直撃、町は消滅。
>それから5年
>住民全滅という歴史が変わり、人々は助かっている。
>歴史が変わる瞬間に、記録文書は次々に塗り替えられていく。
>同時に瀧(たき)と三葉(みつは)の二人は
>入れ替わっていた時の記憶が消えていた。
>電車を降り、階段ですれ違う二人は、何かを感じる。
>立ち止まり、振り返る。・・・「君の名は」

ここでドラマは終わりますが、その後がどうなったか気になりますね。

記憶が消えた二人が再開してどうなるのか、物語の中の二人に意識を集中して、タロットで占ってみましょう。 続きを読む 「君の名は」🍀記憶が消えた二人の再会💛気になるその後を占う

「君の名は」💛新海監督ヒットの縁結びは「組紐」と「口噛み酒」  

新海監督の「君の名は」が大ヒットとなっていますが、どんな仕掛けがあったか、7をキーワードに秘訣を探ってみましょう。 ①7つのアイデア、②7つのアイテム、③7つのパートが見えてきます。その中でも重要なのが2つあります。 続きを読む 「君の名は」💛新海監督ヒットの縁結びは「組紐」と「口噛み酒」  

1-7:映画「君の名は」に登場する聖地🍀宮水神社のモデルはどこ?

1聖地巡礼

大ヒット中のアニメ映画「君の名は」で、今「聖地巡礼」なる社会現象がおきています。
彗星衝突という大きなスケール、若い男女が入れ替わるストーリーと映像の美しさがヒットの理由にも挙げられていますが、上映が全国300館と非常にスケール大きく始まったのは、映画を配給する東宝自体が、相当内容に惚れ込んだからではないでしょうか。

2戦後大ヒット映画「君の名は」

君の名は」といえば、岸惠子主演の戦後の大ヒット映画でした。
古い時代の方々にはとても懐かしいので、アニメ映画も年配のご夫婦もちらほら。
カップルからアニメファンまで幅広い層で人気なのですが、実は若い女性に非常に受けているのです。

この調子でいけば、「若い女性が動く」→「男性が動く」→「老若男女が動く」といった理想のヒット階段を登り詰めていくことが十分予測できます。

聖地となった、東京、飛騨、名古屋、広島を巡って、多くの巡礼者たちが訪れており、観光新名所となりつつあるようです。 「岐阜県古川図書館」などでは、既に来訪者向けに対応策も万全で、毎日巡礼者で賑わっているようですね。

さて、当アニメに登場する聖地の一つに「宮社水神」がありますが、このモデルはどこか、で盛り上がっているようです。一つは飛騨山王宮日枝神社🍀ではないかと言われていますので、この神社についてご紹介しましょう。
ところで、新海誠監督は長野県小海町の出身です。実は近くに武田信玄が崇敬したという由緒ある「松原諏方神社」というのがあります。
ひょっとしたら、飛騨山王宮日枝神社に松原諏方神社をクロスミックスさせたというのが正解かも?松原諏方神社については、次の機会に取り上げたいと思います。

3飛騨山王宮日枝神社🍀

(所在地) 岐阜県高山市城山156 (いわれ)時の城主、平時輔が狩りの最中に、一匹の老狼を発見し矢を射かけたところ消え、矢は大杉に刺さった。その時「その老狼は神の使いのもの」という神の声を聞き、神の力を感じた時輔はこの地に神を勧請して「神社」を創建したとのこと。

4飛騨山王宮日枝神社🍀への道すじ

飛騨山王宮日枝神社🍀は飛騨高山市にあります。 高山市に行くには、名古屋・岐阜方面あるいは富山・金沢方面からも、「東海北陸自動車道・飛騨清見IC」から「高山清見道路・高山IC」で下ります。

東海北陸自動車道・飛騨清見道路IC →高山清見道路・高山IC →高山市内

高山ICからは、Google マップで検索すると、国道41号線経由でおよそ16分程度となっています。 高山の古い町並みから少し外れた、高山城址の城山公園の南側にあります。無料の駐車場があります。

5神社の境内

一の鳥居から伝説の巨杉を思わせる参道から、石段をさらに登ると拝殿があります。その奥には、金刀比羅神社恵比須神社を合しした富士神社や、拝殿前には高さ43m、樹齢1000年といわれる巨杉があり、神秘なパワーを感じる神聖な空間が、訪れる人々の心を浄化してくれます。

なお、高山祭「山王祭」という有名なお祭りは、当神社の例大祭です。

[map addr=”岐阜県高山市城山156”]

 

1-5:映画シン・ゴジラに見る神社のスピリチュアル🍀日本的風景

映画シン・ゴジラを見て、感動的なシーンを期待していた分、あれっと終わってしまったな、という印象でした。

1初期のゴジラは畏敬の念と涙

初期のゴジラは、人類の脅威としての核使用への反発、結果生み出される悲劇の産物としてのゴジラ。無抵抗な人々を恐怖のどん底に陥れる巨大怪獣は、神の意志ではなく、人間が武器をして生み出した核爆発により、想定外の結果として出現し、そして人類の敵として哀れにも消滅させられる運命にある。どことなく畏敬の念と涙をそそったものです。

被爆国である日本人の心の中にある、ある種の無常感の共感も呼び、大ヒットとなった古い記憶。その後は、高度成長時代の活況に乗っかって、アミューズメント色の強い怪獣同士の戦い、プロレス興行に近い路線となって、下火となっていきました。

2今回のシン・ゴジラ、近未来のジレンマと乾いたドラマ

今回のシン・ゴジラは、もはや戦争に核兵器の使用が現実味を帯びている近未来において、核を持たない、戦争放棄の国日本においても、いとも簡単に核爆弾が落ちることも想定内とするリアリティ。核の破壊力でしか倒せそうにないゴジラに、通常兵器をどんなに完璧に駆使したところで、全く歯が立たない絶望感。戦争さながらに破壊される東京。奮闘する政府と官僚、そしてジレンマ。最後に頼るのは、民間技術と官主導で官民一体となった連携、「血液凝固剤」製造と投入、巨大クレーンと新幹線。あれよっとゴジラ凍結。終了。

過去の残忍な戦争への反省から生まれた涙を禁じ得ないドラマから、集団的自衛権、平和憲法、多国籍軍など、まさに現在国民に突きつけられた厳しい課題、それらに目を向けざるを得ない、現実味のある乾いたドラマには涙の要素は一つもありません。多くの人が亡くなっているというのに。

3「眠りから覚めよ」とばかりの問題提起

さて、現実にゴジラが東京に出現したら自衛隊は出動するのか? そして自衛隊は真の防衛力を発揮できるのか、という疑問は、「そのまま現在の自衛隊と憲法で国を守れるのか?」という今の日本における危機管理上の問題を提起しているようです。

「一方的だな、かの国は」とアメリカの属国としての強いストレスをドラマのあちこちに織り込んだストーリーは、沖縄普天間問題に直面する沖縄県民の思いの全日本への拡大版でしょうか。

緊迫感を増しつつある世界情勢。大人も子供も楽しめるゴジラ映画の中で、能楽師野村萬斎演じるゴジラの姿と動きは、日本の伝統の動きと霊性を醸し出し、「まるで眠りから覚めよ」と危機意識を刺激しているようでした。そして「必ず未来は開ける」と言わんばかりの深刻さで。

4ドラマの中でも聖地としての神社

でも、この現実的被災感覚がかえって幸いし、冷静に舞台背景などを見ることができました。 人々が逃げる先の神社、自衛隊の基地も神社。神社の風景は日本人の生活に当たり前のように溶け込んでいるスピリチュアルな場所だとあらためて感じました。

恐らくそこは、古い時代から数しれぬ災害を逃れてきた場所に違いありません。海岸や川辺にあって、長年安全な場所と見なされていたであろう高台や丘など、急な石段がそれを象徴しています。(愛宕神社に似たロケーションの神社と多摩川浅間神社)

勿論最初から平地に作られた、意図的な聖地としての神社も当然ありますし、山岳の神社もあります。 神社に出かける時は、それぞれの時代背景などもよく知って、お参りしたいものだと思います。

[map addr=”東京都大田区田園調布1−55−12”]

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