他山の石:神奈川県庁HDD(ハードディスクドライブ)のネットオークション転売

まさに「他山の石」とはこのことです。

個人情報保護の規程など、国や市町村、法人の隅々至るところまで、
これほど大事なのだと、叫ばれてきて久しいですが、

それほど、ネット社会は危険と隣り合わせなんだな、とつくづく思う
のが今回の事件ですね。

ネットオークションが日常となった、今、あちこちでこのような事件
が、実はおこっているのではないでしょうか!

小さな芽だけでいうと、きわめて多いかも??

たとえば、メール詐欺、これも日常の脅威ですし、ここを狙って手の
込んだやり方で侵入

ひと昔前のドラマでは、超能力者だけが活躍する舞台だった、と記憶
しているのですが、

いまや、誰もが脅威

かつての超能力者のレベルに、ごく普通の、ちょっとした知識がある
人なら、つい手が出てしまうほどの、低いハードルとなっています。

昔のちょっとしたスリのレベル??

しかし、その影響やはるかに大きなダメージを社会に、個人に与えて
しまっています。

さてさて、

これにはどう対処していくべきか!!

「もう、ITはいや!」という年配者の声などもかき消してしまうほど
私たちには必需品となっている訳ですから、

むしろ対策をしっかりしていくことが、現代に生きる人の知恵ですね。

逆にいえば、この智恵をもっていかないと、生きていけないのです。

一、個人は「生きていくために勉強する」
二、法人は「とことん対応する」

もしくは

三、「仙人のように、人里離れて住む」

このような対応になろうか、と思いますが、(三)の選択肢は普通は
取れないですね。

では、簡単に(一)(二)の対応が取れるか、というとそれは問題!

結構、時間や労力を費やしますね。
タイム・イズ・マネーでいえば、結構ロスが多いです。

それでも、まさかのことを思えばこの対応策を取らざるを得ないです。

例えはあまり良くないですが、「原発」の問題や、「大地震」への備え
といった難しくて、大きな問題と対処方法が重なる部分があるようにも
思えます。

難しいから個人での対応は「無理!」という訳にはいかないでしょう。

ひとりひとりが自分のこととして考えなければいけませんね。

ただ、大きく異なるところがあります。

そこが本日のテーマです。

話を戻して、神奈川県庁のHDD盗難、ネットオークション転売事件の
場合、
これは、交通事故と似ているところがありますね!

たとえば、

A)大事件の前に「小さな事故の芽」が多く発生していること
B)警察が取り締まりをできること
C)国や地方自治体、会社などの法人側で、しっかり取り組めること

などなど、です。

つまり、

最近の「あおり運転の厳罰化」や「スマホなどのナガラ運転厳罰化」
と同じように、
まず、
一つ、しっかりと「罰」の基準を引き上げること
次に、罰すること、ではないでしょうか。

罪が軽いと人は、「この程度なら」と罪の意識を持たないものです。

たとえば、今は少なくなったと聞いていますが、ホテルなどの宿泊に
訪日外国人が来ると、特定の国の人ではありますが、
「ごっそり備品を持ち帰る」という日常、
これには、どうも罪の意識はないようです。

最近ヨーロッパに旅行した人から、よく「スリに注意」という話を聞
きますが、以前はなかった話ですね。 ところが、今は治安が落ちて
いるらしいので、こういう話がでるのですが、
ここでも、「罪」の意識をもっともつようにすれば、この種の犯罪は
苦しくなっても「増えない」のではないでしょうか!

そして、現代の個人情報の保護の問題ですが・・・・

国家レベルの問題もあれば、ちょっとした出来心で、すぐにわかって
しまうレベルの問題もありますね。

ここなんです!

このいわゆる、ちいさな目をしっかり摘むことが、大きな事件を
防ぐ手立ての一つとなることは、疑いないでしょう!

実は、ここをしっかり国レベルで取り組めば、より大きな問題も、集約
されてきて、それが「ブラックボックス」のようにわからないものでも
顕在化してくるものだと考えられます。

まずはできるところから、迷わずやる!ことが、重大事件を未然に防止
するための第一歩ではないでしょうか?

それも個人まかせではなく、国レベルで真剣に向き合うこと、ですね。

また、個人も大きな声をあげましょう。

「原発」も「大地震」も「国の紛争」にも、事なかれ主義はいつの時代
も「まさかの坂」にあう危険をもっています。

リスク管理は、一方で「幸せ」を守る手段ですね!!