岩崎弥太郎にみる金運の秘訣♠三菱創始者の強烈なマインドと願掛け






三菱の創始者、岩崎弥太郎(彌太郎)の素顔はいかにも野心的で知的。
写真で見る彼の表情には成功への強い意志を感じ取れます。
岩崎弥太郎の生家にいってみると「なるほど!」これこそが「強烈な成功マインド」💛

弥太郎はどのようにして運を「掴み取った」のでしょうか。或は運を「引き寄せた」のでしょうか。
いつ、どこで、どのようにして・・・・・
高知県安芸市の生家を訪ねてじっくりその秘密に迫ってみたいと思います。

苦しい少年時代、庭には日本列島

弥太郎(彌太郎)は下級武士の中でも最も身分の低い、地下浪人(生活苦から郷士株を売却した元武士の家に与えられた身分)の家に生まれ、苦しい少年時代を過ごしました。

弥太郎の生家を尋ねてみると、その後運が開け、三菱の創始者となる前段階でビッグな金運をどのように引き寄せたのか、少しづつ分かったような気がします。

まず目を引くのが、生活は苦しいけれども岩崎家の元郷士の風格を残す家。その庭には「日本地図」を模して大石を置き、大きな日本列島をつくって毎日眺めていたと言う逸話の庭園が残っています。

また、幼い弥太郎は近くの木々に登っては、遠くにある殿様のお城を眺め、高みを極めようとしたとも言われています。

彌太郎の生家あたりは、家の格式で塀の素材が違うので、一目して身分の格差を実感することになります。彌太郎は恐らく毎日、否応なく格差を感じていたに違いありません。

格差の違いを見せつけられる

安芸城の近くの武家屋敷は大きく分けて二つのグループに分かれています。高知を支配する山内氏(安芸→長宗我部→山内と支配者が変わります)は旧長宗我部家臣(郷士という)を信用せず、山内氏自身の家臣を上士として要所に配置し、それより外側に郷士を配置していたのですが、その違いは家の塀を見れば一目瞭然なわけです。

しかも、弥太郎の家は元武士でありながら、生活苦のため武士の資格を売って、見かけは武士の家ながら庶民の生活を余儀なくされていたから、なおさら寂しい限りです。

彌太郎の生家からそれほど遠くないところに、岩崎家が仕えていたという安芸国虎のお城も見えたでしょうから「臥薪嘗胆」の思いは相当なものだったと推察できます。

事実、弥太郎はとても才覚があり、常に向上心をもって将来を夢みた少年だったらしく、両親とりわけ母親が弥太郎に寄せる期待は大変大きなものだったようです。

母に勧められ漢学を学び、12歳の時には土佐藩主山内豊照に漢詩を献じて褒美を貰うほどの文才を発揮、その後江戸遊学を果たします。

妙見山の「星神社」での誓い

その時書き記した誓いが妙見山の「星神社」にあります。 ごく普通の裏山といった感じで、大きな神社がある訳ではありません。でも少年弥太郎の決意を示す願掛けには十分なところです。

「吾志を得ずんば再びこの山に登らず」

日本地図といい、この誓いといい、何とも大きく強い意志を胸に抱いていたことでしょう。

この強い思いがいづれ「運を引き寄せ」ることになります。

父親のトラブルがこじれて半年間の投獄・追放を経験した後、チャンスが訪れます。
まさに「ピンチの後にはチャンス」・・・ドラマのような展開が続きます。

後藤象二郎・坂本龍馬との運命の出会い

土佐藩の要職を務めていく後藤象二郎と私塾で知り合うことが弥太郎の運命を変えることになるのです。

後藤象二郎が土佐藩の実権を握ると、弥太郎は長崎の土佐商会(外国と貿易するために土佐藩が設立)勤務となります。そこで海援隊・坂本龍馬と運命の出会が訪れます。

岩崎弥太郎は土佐商会で手腕を発揮、海援隊・龍馬を経済的にバックアップします。そして倒幕、明治維新へとばく進していきます。

そして、土佐藩士として上位の位に大出世。明治政府の信頼を得て実業家として大成していきます。。

1874年には三菱商会から三菱蒸汽船会社の社長となり、以後政府御用達の大財閥として、三菱の基礎を築いていくこととなりました。

岩崎弥太郎の人生を追ってみると、苦しい少年時代を過ごしながら、明日の立身出世を強く願いながら、ひたむきに努力する姿が浮かび上がってきます。そして、何よりも思うばかりではなく、決意し行動すること。

このような強い気持ちと希望が、苦難を乗り越えてチャンスに巡りあい、後藤象二郎や坂本龍馬らとの運命の出会いをもたらします。長崎では商人として実力を発揮、明治維新やそれ以後にわたって時の政府にとっても必要不可欠な人材として重宝されるようになった、という絵に書いたような成功物語となったのでした。

岩崎弥太郎の生家には、成功マインドが染みついた、少年弥太郎の姿を今も忍ぶことが出来ます。 ここでは強烈なパワーを頂けること間違いありません。 現代日本の礎を築く大きな力なった功績に、心からの敬意を払いたいと思います。

岩崎弥太郎の生家をグーグルマップで示します。

[map addr=”高知県安芸市井ノ口”]

 

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