センテナリアンという元気な100歳長寿者が出現しています。
110歳生きる人はスーパーセンテナリアンと言います。
一方、若い時期に故障したり、命まで落としたり人もいる訳ですから、100歳生きること自体が「幸運」と言えるかもしれません。
実は、大宇宙的にいえば、人生長かろうが短かろうが、恐らく人生価値は同じ。 長く生きる人は若い時から「健康で長生きする未来」を自分自身に強くイメージして、そこに人生価値を置いていたということでしょう。
つまり、無意識のうちに生活習慣自体が「健康志向」になっていた、
生きるという生命体そのものの目的に一致しているのですから、
「健康で長生きする未来」とは、当然の目的といえます。
ですが、長生きするのに「コスト」がかかり過ぎては問題です。
健康で100歳を生きる生き方とは、「健康100歳」=「金運100歳」でなければいけません。
では、次に素晴らしき一人のセンテナリアンを取り上げてみましょう。
「東京の聖火を付けたい」という105歳の現役医師、日野原重明さんがその一人。 元気なお姿に誰もが驚きます。
開運・金運も「命あっての物種」とは日野原さんのことです。
1世紀(100年)を生抜いた日本人は65、692人、 誰でも条件しだいでセンテナリアンになれる、と日野原先生も出演のNHK番組での特集がありました。
番組では、千葉県に住む101歳の田谷きみ(大正4年2月14日のバレンタイン日生まれ)さんが、今も現役で接客からレジ打ちまでの仕事をこなす様子が紹介されていました。「食事1日3回 野菜を使った料理中心に何でも食べる。食べるのと寝るのが楽しみ」というのが田谷さんの健康長寿の秘訣とか。
慢性炎症と寿命の関係、センテナリアンの特徴は?
結論から言うと、加齢とともに誰でも進む「慢性炎症」と寿命には明確な関係があり、センテナリアンには共通して「慢性炎症」が極めて少ない。そして次のような特徴があるということです。
1)あるセンテナリアンの「慢性炎症」を示すCRPが一般高齢者o.3に対して0.03だった。
2)動脈硬化による炎症がほとんどなく、血管がきれい。
3)どの内臓の血管も若い。(最近の慶応大学のデータ)
ここで、慢性炎症とは細胞の老化により発症するのだそうですが、双子の実験によれば、遺伝要因は25%、環境要因75%だそうです。つまり、環境要因を整えれば、誰でも健康長寿を実現できる、ということらしいのです。
長寿環境を整えるのに有効な方法💎
さらに同番組によると、長寿環境を整えるのに有効な方法は、次の4つに集約できました。
①老化を防ぐ食事
地中海食(魚油の摂取、野菜ジュースにoliveオイル、大豆、バナナ、人参、海藻など)や日本食の摂取。色のついた野菜の摂取。 但し人種・遺伝子・地域によって効果が異なるので注意。 これは長年の食生活習慣で体に馴染んだ腸内細菌となっているため。
②新しいことを創めることを止めない(プロダクティブエイジング)
③日常の付加の強い活動を続け、血流を良くする
階段を使う、年取っても仕事を続けるなど、身体活動量が多いと毛細血管内の微小な血液の流れ(微小循環)が良くなる。細胞に溜まった老廃物の回収(取り除く)が図れる。
④心の持ちよう(満足感)
満足感 幸せ 充実感 今の自分が好き 日常での達成感など、「心の持ちよう」が長寿に強い影響する。 特に自分のためではなく、家族や人のためにという社会貢献での満足感、社会との繋がり、人のため思い続けている生きがいなどがあることが要因となる。
老年的超越という心理、自分の人生は意義のあるものと捉えるように、80歳を過ぎてくるとなるようですが、若いうちからこのような習慣を身に付けておきたいものですね。