瀬戸内は神々のシルクロード
瀬戸内は神々のシルクロード、神話の時代からの伝承があちこちに残っています。 神々が降臨した舞台、「豊葦原中国」に点在するパワースポットはスピリチュアルパワーの連鎖、いわば開運ゾーンを形成しています。
国造りの最初に登場する「淡路島」には「伊弉諾神社」、「大和大国魂神社」、そして日本誕生の聖地「おのころ島神社」があります。
本州側瀬戸内には、岡山の吉備津神社、広島の厳島神社、大三島の大山祇神社、四国には琴平の金刀比羅宮、松山の伊佐爾波神社など由緒ある神社群が良く知られていますね。
さて~~~ ~~~ ❤ ちょっと気になるパワースポット ❤~~~ ~~~ とは?
本日はこれら中から、地元ではちょっと名の知られた、でも少し見過ごされそうなスポットを取り上げてみます。
石上布都魂神社(いそのかみふつみたま神社)
日本書紀に スサノウの命がヤマタノオロチを切った剣(十握剣)が祀られていたとの記述がある由緒ある神社です。 この吉備の剣が後の崇神天皇の時代に、奈良(石上神社)へ移ったとされています。
古代には剣そのものがご神体だったと言われている、伝説の「奥の院」は本殿から更に500mほど坂を登ります。そこはスサノウの命のパワーが今も感じ取れる磐座の聖地となっています。
なお、この位置は鳥取県の国宝「三徳山投入堂」と四国の霊山「剣山・三峯」を結ぶ線上にあり、且つ、出雲大社と伊弉諾神社(淡路島)を結ぶ直線との交点に位置している、聖なる場所です。 何れもスサノウの命を崇拝し、その霊験溢れる「十握剣」をこの場所に預けた由緒が、その霊力崇拝の源となっています。
今は「剣」はなく、スサノウの命をお祀りしています。
石上布都魂神社の所在地をgoogle mapで示します。一度聖なるクロスを地図上で確認するといいですね。
[map addr=”鳥取県東伯郡三朝町三徳1010″]
小豆島 星ガ城山の「阿豆枳島(あずき しま)神社」 と洞雲山の「夏至観音」
古事記によると、小豆島は大八州の次、六つの島作りの2番目(つまり全体の10番目)の国作りで生まれています。
古い時代には「あずきしま」と呼ばれたそうで、島魂神の大野手比売(おおぬでひめ)と豊受大御神をお祀りしているのが、星ヶ城山の阿豆枳島(あずき しま)神社ということです。
応神天皇が遊行し、リフレッシュしたといわれる小豆島は往古よりスピリチュアルな癒やしのスポットとして重宝されていたのでしょう。
星ヶ城は南北町時代、山城が築かれる以前より祠祭が行われていたようで、星ヶ城の西峰と東峰に小さな祠があり、神聖な雰囲気を漂わせています。
応神天皇が岩などに「鉤」をかけて登ったことで「かんかけ」から「かんがけい(寒霞渓)」となった、絶景の寒霞渓や、夏至の期間にしか現れないという「夏至観音」の岩壁で有名な、小豆島霊場1番札所の洞雲山など、小豆島には感動スポットがいっぱいです。
夏至観音は小豆島霊場の巡礼者が偶然岩肌に見つけた、とのことで、夏至を含むおよそ50日前後の期間に亘って、白衣の夏至観音が見える神秘は、目に見えない世界に触れるかのごとき感動を与えて頂ける、有り難い体験です。
島全体が癒やしのスピリチュアルともいえる小豆島。ひょっと立ち寄ってもいいかもしれません。
[map addr=”香川県小豆郡小豆島町大字安田字嶮岨山乙586番地の4”]
[map addr=”小豆島町坂手灘上甲730″]