最後の最後まで✤黒田博樹投手が信じた「野球の神様」💛とは?

”男気”黒田博樹投手の引退、「最後の最後まで野球の神様がいると思ってやってきた」とインタビューで語りました。

「野球の神様」とはどんな神様? これまでも多くの選手の節目の話に出てきます。

有名選手が語る「野球の神様」

>栗山英樹さん(日本ハムファイターズ監督)・・・「やるべきことをやらないと『野球の神様』は許してくれない」  >新井貴浩さん(広島カープ)・・・「お願いします(優勝を)『野球の神様』がいるなら・・」  >稲葉篤紀さん(元日本ハムファイターズ)・・・「素振りも同じで毎日続ける・・・そういうところを『野球の神様』は見ている・・もうひと頑張りすればいいことがある、いい人に出会える」  >桑田真澄さん(元巨人投手)・・・「甲子園には『野球の神様』がいる。・・目に見えない力で何度かピンチを助けられた」

「野球の神様」♠と呼ばれた人もいます。

>ベーブ・ルース(元伝説の大リーガー) >川上哲治(元巨人で「打撃の神様」)

「野球の神様」のいる神社、として知られる神社

箭弓(やきゅう)稲荷神社(埼玉県東松山市) ・・・ バット型の絵馬やベースボール型の絵馬があり、野球の勝利祈願に訪れる人が多い。和同5年(712)創建のこの神社は、元々、平安時代、戦勝祈願の源頼信の前に、矢の形をした白雲が神のご加護のごとく現れ勝利したという由緒があり、日本三大稲荷の一つとされる。

白峰神宮(京都市上京区) ・・・ スポーツの神様といわれ、プロスポーツ選手の参拝も多い神社。由来は「蹴鞠の神様精大明神」、そこに御祭神崇徳上皇のパワーが加わり、強力な「スポーツの神様」と呼ばれるようになった。

黒田選手が箭弓稲荷神社や白峰神宮をお参りした、という話は聞きませんので、黒田選手のいう「野球の神様」について、推測してみます。

黒田選手の履歴

>大阪府生まれ。元プロ野球選手の父と砲丸投げ選手の母をもつアスリート一家で、幼いころから野球に親しむ  >名門上宮高校では、厳しい練習に耐えるも補欠、母スパルタで支える  >父の勧めでハイレベルの専修大学へ進学、諦めずに上を目指す >少しずつ実力を伸ばし神宮のエースになる  >ドラフト2位で広島東洋カープ(初登板・初先発・初勝利・初完投の快挙)、その後苦しい下積みを経て、球界を代表するエースに成長 >2001年オールスターに初出場 >2002年【母をガンで亡くす >2004年2年連続開幕投手アテネオリンピックで2勝 >2006年最優秀防御率のタイトル獲得 >2007年【父をガンで亡くすメジャー契約>2007年メジャーリーグ(2009年日本人史上3人目の開幕投手)活躍 >2011年名門ヤンキースの入団(13勝・16勝と大活躍)  >2015年日本復帰 40際で11勝 >2016年 41歳で完封勝利、更に史上初めて先発のみで200勝達成 7年連続二桁勝利 カープ優勝

エピソードと座右の銘、そして哲学

<著書:「決めて断つ」から> ●「中学校以来野球を楽しいと思ったことは一度もない」●「よく”楽しんで(野球を)やりたいです”と言う選手のコメントを聞くが、・・・・・何が楽しいのかさっぱりわからない」 ●初回に4本のホームランを打たれ、・・ひとつもアウトを取れずに降板した。その時は、本当にその日に死のうかと思った」 ●「いくら勝っても登板前は不安しかない」

<座右の銘> ●雪に耐えて梅花麗し(西郷隆盛の漢詩一節) 「冬の厳しい雪に耐えてきた梅の花は、春になれば最も華麗に咲く」・・・・これはヤンキースのチームを支える言葉ともなっているらしいです(Plum trees bloom most beautifully  as they stand and  overcome  the cold severe winter)     ●ジーター共感「良い時も悪い時も、いつも変わらず汗を流し続けることが大切だ、そうして頑張れば必ず報われる」

<哲学> ●苦しみや恐怖心という言葉は、すべて勝利を掴んだ時やチームに貢献できた達成感、そういった『一瞬の喜び』のためのエネルギーだ。だから苦しいことも我慢できるし、乗り越えられる」

<男気> ● 両親から得た”男気” 「一生懸命、最後までやり抜く」  ●広島土砂災害ではメジャーから駆けつける

野球の神様とは

苦しい厳しい練習に耐え、試練に耐え、”男気”という大きな栄光が野球で花咲いた黒田博樹さん。黒田選手のいう「野球の神様とはどんな神様なのでしょう。

(一生懸命、生死をかけるほど家族共々野球に専心した人生、苦しみや恐怖を乗り越え、ひたすらマウンドで真剣勝負。その瞬間瞬間に、いつも見守らている存在、導かれる存在がある。両親かもしれない、厳しく大きな愛情につつまれた力、いつも見守ってくれる存在を神というなら、それは「野球の神様」だろう。 「野球の神様」がいつも見ているから、それに恥じないよう一生懸命プレーをし期待に応えて結果を出す。もうやめていいと言われるまでやる。 それが男の生き様)  そう言っているように聞こえます。

一度ご本人の思いを聞いて見たいですね。