あらたまって、「神社とお寺の違いって何ですか?」と問われるとあなたは
どう答えますか?
一言で言おうとすると、ちょっと戸惑うのではないですか。
かの有名な鈴虫寺の和尚さんはこうおっしゃっておられました。
「神社は神様のいらっしゃるところ」
「お寺は仏様のいらっしゃるところ」
実に簡潔ですね。
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神社(神道)は日本古来固有のもので、お寺(仏教)はインドから来たもの
ですから、違うのも当然なのです。
それでも、
ふつう家には神棚と仏壇が共にあり、人々は神社にもお寺へもふつうにお参り
に行きます。
神仏が自然と私たちの生活に密着しています。
近年増えたアパートやマンション暮らしで、部屋に神棚や仏壇のないところの
方でも、皆さん例外なく、神社には願掛けにいっているでしょう。
そこで、「神社とお寺」とご利益について簡単にまとめてみました。
題して
~「神社とお寺、ある宇宙人の見方」~
実は
基本同じなのですが、山に登る道は幾つもあるように、1つで別々なのです。
私たちはどちらでもいいのです。 次のように理解しましょう。
【神社】
★現世を無事生き、成人すれば国や社会に貢献することを神様(大神)に祈願する神域
【お寺】
★現世で生きている人間の苦しみを取り、来世の(極楽浄土)に行く悟りを得る仏域
したがってご利益でいうと、
【神社】
結婚の契り、安産祈願、節句、七五三、成人祝い、厄除け、還暦から白寿までの年祝いという生を神様に感謝しながら、社会貢献するための、神の御心に沿った生き方をすることを誓う中で、自分の「夢」を実現するという、ご利益を得られる。
【お寺】
生まれてから死ぬまで、生きている間には喜びと同じくらい苦しみや悲しみがある。それが当たり前なので、徳を積むよう精一杯生きることで仏のようになり、結果善神のご加護を受けるというご利益に授かる。
日常のちょっとした願いはお地蔵様が受け止めて下さる。
日本には「八百万の神」がいて、神羅万象に宿っていますし、善神だけではなく、悪神も多くいます。
邪な思いで祈願すると、悪霊にとりつかれ、地獄に落ちることもありますから、「くわばらくわばら」です。
まとめ。
ご利益を得るには、「神様に感謝し、大御心に沿った生き方、思い」を祈願することが大事ですね。
ちょっとした身近な事は「お地蔵様」にお願いするといいですね。