なぜ、今中高年がキレやすいのか、人生を台無しにしない処方箋



「出ていきなさい!」のキレた一声で、7期勤めた政治生命までも失おうとしている大臣がいました。

今回は政治家ばかりではなく、身近なところでも、老若男女、取り分け地道にキャリアを積み重ねて来た、中高年がハマる落とし穴

 💀「キレたためのに一瞬で棒にふる、築きあげたもの」

に迫ってみましょう。

今村元復興相のように、一度メディアを敵にまわすと、執拗に狙われ、強い権威者に守られてない弱小議員などは、逃れようがありません。

油断した場面での軽率失言「東北でよかった」であえなく撃沈。

これは、サラリーマンの世界でも、組織の上の地位に近づくにつれて、気をつけなければならない落とし穴なのです。 もちろんビジネスでも。

とにかく理由は色々でも、「キレる」と人生台無しの結果が待ち受けているからご注意ですね。

では、どのように対処したらいいのでしょうか。

1真面目に頑張ってるからこそ、キレてしまう人は・・・

☞ 一生懸命やり過ぎると、「力の抜きどころを失念する」つまり、余裕がなくなって「はち切れてしまう」のです。

💛では、どうする?

☞ 散歩がお勧め。とにかく歩く、深呼吸する、肩の力を抜く。 気分をチェンジする積極的休憩が効果的です。

☞ 情報を簡単に整理する。シンプルに物事を考える。目一杯ではなく「余裕しろ」を残しておき、想定外に驚かない。

2次に、挑発に乗って、迂闊にもキレてしまいそうなら・・

☞ 挑発を受ける、という行為は競争社会には付き物です。特にキレやすい人は狙われます。

💛では、どうする?

☞ 挑発の発生源から離れること。これが一番ですが、不意にやられると逃れられません。そんな時は「無視、無言」でグッと堪えてその場を離れる。キレるよりはマシです。

☞ 普段から相手の差し手を予測するトレーニングをしておくことも大事です。

逆の場合もあります。

3学校など、イジメに遭いそうな時(これはちょっと違ったシチュエーション)

☞ 逆に学校や社会でのイジメで、キレたくてもキレない、追い込まれた窮地というのもあります。

♣では、どうする

☞ これは意識的に「キレる」ことですね。友達を無くすこともありますし、会社なら暫し閑職を受け入れられれば、まずイジメにあうことはありません。(事後の色々なバリエーションはあります) でも、まずは平和裏に解決を心掛けましょう。国際紛争と同じです。

この世の中をしぶとく生き抜くには、危機に際して如何に素早く「平常心」を取り戻すか。そして問題に対峙できるかにかかっているのではないでしょうか。

諸問題の解決には「場を踏む」経験が物をいいますが、しっかり書物を読むことで少しは補えますし、信頼できるメンターを見つけて「あの人ならこんな時どうする?」と考えるのも効果的な思考に役に立ちます。

また慌てないで問題を「一日寝かせる(名案がでるまで発酵させる)」余裕が出て来たらグッドですね。

一人で悶々としないで、色々な情報ホットライン、信頼できる人とのコミュニケーションなども有効です。とにかく自分なりに「自分の性格をよく知って、自分自身の対処法」を処世術として身に付けましょう。

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さて、タイトルに帰って、なぜ中高年はキレやすいのか。

昔はもっとキレていたのです。 あちこちで怒鳴り声が聞こえていました。

IT時代になるまで、明らかに年長者の方が経験豊富で、若い人を教え導くという長ーい人類の歴史。年長者の怒りは大体が「教育指導」といった側面があったように思います。

若い人が年長者に噛みつくのは、酔っ払いか、不謹慎者に対してであり、年長者に一目おくのがごく自然なこと。

今やIT・グローバル時代。年寄りが若者に教えを請うことが珍しくなくなったし、暴れ者の国が世界標準となり、意見を上下関係なく闊達に言い合う「ポジティブ」が常識となれば、まさに逆転現象も起こるのです。

ちょっと話がそれますが、昔は女性たちが「男は煙草吸うから嫌よね~」「男は昼間っから酒ばかり飲んで」って女性が集まる場で定番の話題、今逆でしょ?

均一な秩序の時代から、スモールコミュニケーションの時代へ。(個人から世界の仲良しグループまで)実に多様に変化しています。

この変化について行けない人が、油断していると思わぬ濡れ衣を着せられたり、挑発されたりして、或いは嫉妬をされ、あるいは金のために狙われたりして、キレるのです。

時には能力以上のことをしようとして、あるいは、下手に正義感を発揮しようとして、墓穴を掘る人もいます。

♥ 君子危うきに近寄らず

ストレスの多い現代、適切な距離感を保ち、不本意にもぶちキレて「せっかく築き挙げた信用」を失わないようにしたいものですね。

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それでもキレてしまった人のために

♣ 陰で応援してる人もいる

めったやたらと怒鳴り散らす人は論外ですが、日頃から信頼関係を沢山つくっている人が、思わずキレてしまう事態。 意外と「よく言った!」と応援してくれる人もいるものです。

「正論を言うときは気をつけよう」と政治の長老の教えもありますが、一般社会では、正論がなかなか言えない時代に方向が違っていなければ、

「よかったですよ!」と支持者が静かに、ゆっくりと現れてきます。

悪かったと思ったときは謝りましょう。 良かったと思ったなら毅然としましょう。 見ている人は見ています。

 天網恢々 疎にして漏らさず

本日は以上です。

 

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