ちょっと耳より話5:「北斗の拳」世界戦に臨む村田諒太の人生訓

21日、ボクシング世界戦にのぞむ村田諒太さんが
テレビ番組で取り上げられていました。

極限までに追い込む「こんどは勝つだろう」という重圧に
試合の一カ月前くらいから微妙な変化が・・・

村田選手最大の特徴、「攻防一体」に予期せぬ乱れが
出ていたのでした。

「攻防一体」を可能にするのは、超人的な瞬間反応速度
相手のパンチが動きだしてから
トップクラスの選手でも反応するのに
0.12~0.15秒はかかるところ、
なんと0.1秒以下の速度なんだとか

素早い反射神経で、相手のパンチをことごとくブロック
そして瞬時に反撃
つまり「相手の攻撃と同時にこちらの技を繰り出す」
まさに格闘技の極意
「北斗の拳」の世界なのだった。

そんな村田選手でも、みんなの期待がかかる
今回の世界戦、
実は村田選手にとって
世界一になることではなく、世界一になってほしい、
という周囲の期待に応えること、が使命
と思っているようです。

彼が最も影響を受けた考えの一つ
「人生に意味を求めるのではなく」、
「人生の問いに対して自分が答えなければならない」
というヴィクトール・フランクルの言葉
『嫌われる勇気』なるベストセラー本にあるそうです。

つまり、
「生きることとは何か」という目的を問うのではなく
次から次へと現れる人生の場面場面で、
「どう行動するか」という生き方が問われている。

困った場面に直面し、逃げることなく
ひたすら今を生きる」ことが人生の修行、
それに答えていくのが生まれてきた人の義務だと
説いています。

期待という重圧に耐えて猛練習をする村田さん

村田さんの生き様が人生を教えてくれるような
気がします。

応援したいですね。

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