さあ行こう!伝説の宝を探して夢の旅に出発だよ(その1)

コロナ禍にふさぎ込んでいるアナタに朗報です。

リモートワークでウトウトとしているとどこからか声が!

聞こえた。

「あそこに財宝が眠っている」「あそこを掘れば宝がある」

「つるぎさん」

そんなように言っているようだった。

ちょっと驚いて、目を覚まし、今何時(なんどき)かと思って

徐に(おもむろに)柱時計を見ようとしたのだが、体が動かない?!

金縛りだ!!

「落ち着け」「落ち着け」と自分に言い聞かせながらとりあえず

助けを呼んだ。いや呼ぼうとした。

(声が出ない!)

またまた強い気持ちで自分に言い聞かす。

「まずは手を動かそう」「そうだ!そうだ!・・いいぞ!」

(動いた!)

「ワー」といってもがく様に起き上がった。

そして柱時計を見た。

といっても柱時計など我が家にはない。もともと無かった。

(夢か!)

(でもリアルだったな。)と感心してもう一度今度は置き時計

を見た。いつものミッキーの時計だ。

「午後2時25分」 ミッキーがこちらを見てニコニコしている。

昨日からの雨で土砂災害が各地で発生している。

テレビを付けたらニュースが飛び込んできた。川の氾濫土砂崩れ

そうだ!昔土砂災害で隠しておいた財宝が流れた、という夢なのか

記憶なのか、そにかくそんなものを思い出した。

魔法陣のような図形を小枝の先で地面に描いている。

どうも方位磁針のように方角を示していた。

「つるぎさん」

確かに「つるぎさん」と言った。

山なら「剣岳」か「剣山」

川、土砂崩れ、広い神社の境内、大きな木

平安は鎌倉か室町か

そんな風な衣装を着けている。子供ははだしで、何人かは草履

「カゴメカゴメ」って歌っているような、踊っているような

そんなぼんやりとした夢の中に

再び吸い込まれていった。

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あれからどれだけ時間がたったのだろう。

「さあ行くよ!」

隣のミーちゃんが声をかけてきた。

「行くってどこにいくんだ!」

そういうと

「つるぎさん」探しにいくんじゃん」

「えー!」

てな訳で、僕とミーちゃんは黒猫のトムと一緒に

「つるぎさん」に宝探しに行くことにした。

もちろん「夢の中」ではあるが・・・

アナタも一緒に行かない?!

・・・・・・・・・・続く・・・・・・