天孫降臨の聖地🍀「霧島神宮古宮址」にあるというスプリチュアルパワーとは?

霧島神宮古宮址に溢れるスピリチュアルパワーとはどんなものか? それを
明らかにするのは後ほどにして、まずは「天孫降臨」に纏わるお話の方から
スタートしましょう。

霧島神宮の御祭神

霧島神宮の主祭神は天孫ニニギノ命(ニニギノミコト)です。
ニニギノ命は天孫と呼ばれ、天照大神(アマテラス)の孫、地上国を治めるために天より降臨した命(ミコト)です。

古事記・日本書紀には「天孫降臨」として登場してきます。

大国主命が治めていた「地上の世界」に、天照大神の命を受けて「降臨」するという神話で有名ですね。

有名な「三種の神器」を天照大神から賜り、その後天皇家に現代まで引き継がれているという「神話と現実世界をつなぐ」伝説の中核。
天照大神はニニギノ命に稲穂を渡し、「この稲穂を育てて芦原中国を治めなさい」といった事から、稲を高く積む場所を「高千穂」というようになったという話です。

【参考】三種の神器と天照大神の御神託

三種の神器は私たちの魂のふるさとにも繋がる、スピリチュアルなもの。ちょっと覚えておきたいですね。

ではでは、

①八咫鏡:この鏡を見るときは私を見るのと同じようにしなさい
②勾玉:八咫の勾玉を身に着け、スサノオノミコトと対峙した、守護パワー
③草薙剣(天叢雲剣):レガリアとして実在する世界最古の剣(御神体)

★八咫鏡(ヤタノカガミ)の実物は伊勢神宮、勾玉(まがたま)は御所、草薙の剣(くさなぎのつるぎ:別名、天叢雲剣あめのむらくものつるぎ)は熱田神宮にまつられています。
いわゆるパワースポットでの心構えでは、このような背景を知っておくことが大変大事となります。

例えば、神社の参拝では、鏡を見て「自分の心が澄んでいることを証明」しないと御利益はないでしょう。

また、勾玉は身に着けるだけで強力なパワーでバリアーが体を守ってくれますし、個人でも手に入るので是非手に入れたいところですね。(勾玉は肌身から離すと盗まれやすいので肌身離さず持つのがいいでしょう)

さてさて、

ニニギノミコトが最初に降り立った場所が「高千穂」、つまり今の宮崎県高千穂だとの説が有力だと伝わってあるのはよく知られているところですが・・・、

本居宣長(江戸時代の国学者)は古事記「(天孫ニニギ命)が日向の襲の高千穂の峰」に降臨したとあるところを「高千穂町と霧島山」としています。

霧島神宮古宮址のパワーとは

高千穂峰は。韓国岳(からくにだけ)と高千穂峰の山々を連なるところで、高千穂の峰のふもとに霧島神宮古宮址があります。

ここから天孫降臨の聖地、高千穂峰へ登るには、高千穂河原ビジターセンター前、一の鳥居からが参道となります。ここから少しいくと右に高千穂峰を眼前に拝して、霧島神宮古宮址が見えてきます。

おおきな鳥居があって、その先に砂利の敷地の中に「天孫降臨神籬(ひもろぎ)斎条」があり、玉砂利の先に岩座が設けられています。

一本鳥居で隔てられた空間には、目に見えない結界が張られているごとく、神秘的な雰囲気が漂っているのを感じることでしょう。

入口の石段を少し上がって、大きな鳥居を潜るとそこが「天孫降臨神籬斎場」。今は石積みの斎場だけですが、今でも毎年11月には、聖地高千穂峰と霧島神宮古宮址の両方で同時に「天孫降臨御神火祭」という火祭が行われています。

ここでは、鳥居の遠く向こうに見える「御鉢」は御神体「高千穂峰」側火山で、これに隠れて御神体は見えませんが、「神気配を感じながら」気を整えると、体全体が「洗礼」されるように、「ピシッと」すること間違いありません。

 

天孫降臨への道

霧島神宮古宮址には、霧島公園線という国道480号線をおよそ4.5km、原生林のトンネルを抜けると到着します。「天孫降臨への道」といわれるのは木漏れ日が神秘的に差し込み、神様に誘われるがごとくに光の洗礼を受ける体感からでしょう。

天孫降臨の地、聖地高千穂峰への参道は、JR霧島神宮駅から少し離れた高千穂河原が出発地点です。

ほんの少し歩いたところに霧島神宮古宮址はあります。

高千穂峰山頂に突き立てられた「逆さ鉾」の霊気

御神体「高千穂峰」の頂上にはニニギノ命が大国主命から譲り受けて、国家安泰を願って突き立てた、といわれる1.4mの大きな天逆鉾が刺さっています。

もちろんレプリカとは分かっていても、臨場感は半端ではないですね。

 

 

神話の時代に思いをはせ、神話と一体になるイメージを膨らませると、神気のパワーが体のチャクラをとおって、全身に流れ込むことを体感し、感動することでしょう。

この逆鉾は、地上に突き刺さっているのでなく、鉾先は天に向かっています。

ちょうど、天に向かって勝どきを上げているかの如く見えますね。さあこれから!というエネルギーも感じます。

坂本龍馬が現地を新婚旅行で訪れたときに、引き抜いたという逸話のある天逆鉾。これを仰ぎ見るときは「天」に思いをはせてみましょう。

きっと思いが通じるに違いありません。

 

さてさて、

天孫・ニニギノ命が地上に降りた時には、多くの神々も付き添い、加えて天照大神の依頼を受けて守護神として仕えた宗像三女神(弁財天と同一説)など、重要の神々に守られていまるのはご存じでようか。

天孫降臨の道を守る宗像三女神と弁財天

「水の神」「美しい女神」であるということが言われ、金運や財運、芸事の神様としてのご利益で有名な弁財天の化身とも重ねいわれるようになった「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)は宗像三女神のさ三女で、大変な美人といわれ、その神通力は、勾玉とあわせれればさらに大変なもの。

その理由は、天照大神から直接の御神託を告げられて地上に降りたことに源があり、常に天とつながっているからもあるのでしょう、宗像三女神は、星占いでも重要なオリオン座の三つ星を神格化したとも言われている所以です。

天と地をつなぐ、類まれなパワースポットは、日本国の歴史とともにあります。

ここでは、誰に気を遣うこともありません。

現世利益を存分にお願いしてみたらいいですね。