羽生弓弦VSネーサン・チェンの戦いの結果は?朝夜のコンディションが影響?

とうとう、羽生結弦の再起を目指した、グランプリファイナル
も最終結果が出ました

イタリア・トリノで開かれていたフィギュアスケートのグラン
プリファイナルですが、

前日のショートプログラで、羽生結弦は少しミスもあって13
点差の2位のポジションについていました。

首位のネーサン・チェン(米国)に羽生が得意のフリーでまき
かえせるのか、が焦点となっていました。

まず、ショートを振り返ってみましょう。

最初のジャンプ、羽生選手は4回転サルコウ、それに対して、
ネーサンは4回転ルッツ、ここで基礎点の差が1.7出ました
それから、中盤の高得点ジャンプ比較では、
羽生結弦が「4回転トーループ・コンボ」対して、ネーサン・
チェンは基礎点が高い「4回転トーループと3回転トーループの
コンビが成功し、ここで開きが大きくなっていました。

しかも、この時羽生結弦は、ミスったことで、失点のマイナス
点だったのに対し、チェンのジャンプでプラス2.99を出し、
この1回のジャンプで、なんと二人の差は大きく開いてしまった
のでした。

結局、二人の差はここでついたジャンプの差が大きかった、と
いう訳です。

フリーでは「ジャンプをもう一段ステップアップすること!」
に尽きるので、羽生はこれまでだれもやったことのないプログ
ラムに臨むこととなったのでした。

そして今夜、2019年12月7日夜

羽生弓弦とネーサン・チェンの優勝争いの結果が出ました。

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まず、二人の演技を振り返ってみてみましょう!

羽生弓弦はラスト2番目に登場です。その前のケヴィン・エイ
モスの演技は素晴らしかったですね。

会場は地元に近い出身のエイモスの演技に割れんばかりの拍手
の嵐!! 自己ベストをたたき出し表彰台を確定しました。

さてさて、

この中で、羽生弓弦が登場、どんな演技をするのか、あるいは
できるのか、

いよいよ、

羽生が史上最高何度のプログラムに挑みます。
どれだけの力を集中できるか。自分への挑戦が始まりました。

日本人が多く詰めかけた会場が一瞬静まりかえります。
日本人観客は、この試合前日に日本から詰めかけ、競技場には
長い列で入場を待っていた映像も流れていましたね。

そして演技が始まりました。

2年ぶりの4回転ルッツに挑戦、見事に成功させました。
軽やかなステップからの、スライング足換えコンビネーション

4回転ジャンプ3本、3連続ジャンプと次々に成功させます。

コンビネーションはどうか

4回転ループ4回転ルッツは非常にすばらしい出来栄え、さらに
トリプルアクセル成功!
だれもが達成したことのない世界を見せてくれました

そして出た得点は、

フリー194.00 TOTAL291.40 でまずまず

自分のできることをした、という満足感につつまれた舞台
でした。

まるで日本で行われているかのように、祝福の嵐でした。

さてさて、次は・・・、

ネイサン・チェンが出てきました。

練習で見せる、素晴らしい空中での修正力、ネイサン・チェン
も自身最高難度のプログラムにいどみます。

冒頭の4回転フリップから
4回転ルッツ、4回転ループシングルオイラー3回転サルコー

出来栄え加算2.71あります。
4回転サルコーも素晴らしいコントロールと
次々に安定感あるジャンプを見せます。

トリプルアクセルの出来は完璧、シークエンスも
4回転サルコー、4回転トウループ、トリプルサルコー、トリ。。。

躍動感のあるスケートで
安定感抜群のフィニッシュ、完璧な演技でした。

圧倒的な安定感!!

観客はスタンディング・オーベーションでたたえました!

なんと!なんと!びっくり

224.92という世界最高得点
335.30という圧倒的な世界最高得点で3連覇
次元の違う演技を見せつけられました。

さらに、驚いたのは

羽生弓弦と対照的に、呼吸があまり乱れていなかったこと

まだまだ余裕の表情が印象的でしたね。

この結果、

羽生の完敗となりましたが、渾身のスケートで力を出し切
りましたね。
インタビューに答えて、
「これからめちゃくちゃ練習します!」
「めちゃめちゃ悔しい!!」銀メダルでした、と笑顔で語
っていたのが、素敵でしたね!!

さてさて、

強い相手と戦うのが好きという羽生弓弦

13点差をひっくり返すのは大変!と思っていましたが、
結果は笑うほどに広がって40点差の大敗でした!

でもでも、

オリンピック2連覇から、目標が一時なくなったことも
あったことを考えると、
ケガの怖さを克服しての4回転ルッツが完璧に飛べた
ことが今回の自信、収穫になった、という訳ですね!

ケガをしないでグランプリファイナルを迎えられたこと
も収穫でしたね。

常に挑戦する羽生ですが、後半がいつもの羽生と違って、
疲れが出ていたことは隠せません。

今後この課題を練習で超えていくしかない!ということ
に尽きますね。

頑張ってほしいですね!

さてさて、

今回、ネイサン・チェンの安定感が抜群でした。

「逆境を乗り越えて、今がある」
ネイサン・チェンもオリンピックの大敗を教訓に、
頑張ってきたのでしょう。

今や「ピーターパンのようなしなやかさ」(柳沼さん)
を身に着け、無敵の強さになってリングを飛んでいました。

ライバルは絶対に必要なのです。
羽生が初めて意識した「強力なライバル心」

これからも、共に頑張ってほしいですね

さてさて、

羽生結弦選手ですが、

25歳という年齢は、一見若くないとも思えるスケート界ですが、
一般にはまだまだこれからの年齢ですね。
今後の成長を見ていきたいと思いますね

これは女子にも言えることですね。
紀平梨花の場合も基本的にはロシア勢との闘いは同じシチュエーション。

123位をロシアの15・16歳が独占、17歳紀平やザキトワが追いやられる結果には驚くばかりですね。

紀平梨花の基本能力には驚くものがありますから、
今後に期待できますね。